ペルー交通事情

ペルーでは鉄道が発達していないかわりに、バスやタクシーは非常に充実している。
町と町を結ぶのは長距離バス。(もちろん大きな町へは飛行機もありますが。)
エクアドル、チリ、ボリビアなど隣接国へもバスで行けます。
但し、アンデスの小さな村同士は道もろくにない場合があります・・・。

リマの道路を眺めているとおもしろい。路線バスだけでも、いろんな大きさがあって、
形も懐かしいボンネットバスなど、じつに様々なバスが走っている。
さらに、遠くの町や、ナスカなど観光地へは、豪華なトイレ付きの観光バスもある。

タクシーも、普通自動車、三輪オートバイ、三輪自転車などいろいろあって、
用途に応じて使い分けられる。タクシーは乗る前に値段交渉するのがなかなか楽しい。
自転車タクシーは、ごく近い距離でも気兼ねなしに乗れてとても便利。


写真左=リマ・セントロ発ナスカ方面行きの長距離バス。砂漠地帯のハイウェイを
突っ走るため少々ホコリっぽいが、シートは観光バス並みで、乗り心地良し。
冷房はかけていたが効いてなかった。日本の夏ほど蒸し暑くないので耐えられる。
途中でエンスト。炎天下、乗客は道端で水浴び、おばちゃんに葡萄を貰って食べたり。

写真中=プーノの市場。人ごみの中をトリシクロ(三輪自転車タクシー)と
モトタクシー(三輪オートバイタクシー)がひしめき合う。みんな働き者。

写真右=大工道具や工具を売る店がずらりと並んだ、プーノの「道具屋筋」のような所。
このまま行くと、今度は美容院ばかりが十数軒並んでいる。
町はずれで道に迷っても、シクロでアルマス広場に戻れば安心。


写真下=プキオでハーブ摘みをしている間、待っていてくれたモトタクシー。
このあと、屋根にわんさか草を積んで帰るのだった。




写真もうひとつ下=プキオのバスターミナル。近隣の小さな村に向かう小さなバスが
数台留まっていた。どのバスもぎゅうぎゅうづめ。屋根に荷物もどっさり。
手前の赤いのが私たちの乗ったコラコラに向かうバス。 4時間ほどのベコボコ道でした。









下の写真は、クスコ南部・シクアニの町角で見かけた、TOYOTA製?のトリシクレタ。
これは手書きのようですが、プーノの市場で“TOYOTAステッカー”が売られているのを
見ました。皆さんも自転車に貼ってみてはいかがでしょう。