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家を出てから32時間、リマ到着。「恋人たちの公園」では海が見えるはずだったが霧でまっ白。
マイアミ→リマの飛行機でビジネスクラスに回され、大喜びで豪華ディナー
(ワイン2杯、アイスクリーム大量)をたいらげたせいか?タクシーでめっちゃ車酔い。
写真右はリマ郊外カジャオの民家の屋上。ヨレヨレな私の顔には注目せず、
バックの町並みに注目のこと。トタン屋根が超かっこいい!
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なぜか建築途上のように鉄骨がピンピン出っ張っている家が多い。
売店は万引き防止のためなのだろうか、お金も商品も鉄格子越しに受け渡しする。
そんなワイルドな町並みは、ぜひ写真に収めたいかっこいい風景だらけだったが、カメラを取り出そう
とすると、「ダメダメ!そんなの見せたら盗られちゃう!」と10歳の少女に怒られた。
てなわけで、写真はタクシーの窓からのショボイもの。
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リマ、セントロの雑然としたバスターミナルからナスカ行きのバスに飛び乗った。
ペルー人しか乗っていない砂埃まみれの長距離バス。窓は開かずエアコンはほとんど効かず汗まみれ。
車内には絶えず“いかにもペルー”なワイノやクンビアが大音量でガンガン鳴っている。
停留所に留まるたび、パンやお菓子、飲み物の売り子が乗り込んでくる。おばちゃん、食べこぼしだらけの
シートを払いもせず平気でドカンと座る。車掌は「どっから来た?」と愛想いい。写真はすでに
リマとナスカの中間あたりの町。
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バスはいくつかの町で停車しながら海岸沿いのハイウェイをひた走る。天気は良好!(そりゃそうだ、
雨はここ何千年も降ってないらしいから。)
イカを過ぎたあたりで、長いこと留まってるなと思ったら、エンストしていた。炎天下で1時間強ストップ。
わずかに効いていた冷房もストップしたので、みんなバスを降りて道端の水道で水浴びなど。
果物をくれるおばちゃん。服を真っ黒にして修理している車掌。とにかくみんなワイルドだ。 |
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予定を2時間オーバーの10時間でナスカに到着。日はとっぷりと暮れ、客引きに引かれるままホテルに。
レストランでビール飲んでると兄ちゃんがふたりやってきて地上絵や遺跡のツアーを勧める。
すべて断ると「キチガイ」と言われた。「プキオで知り合いが待ってる」と言うと納得して去っていったが。 |
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ナスカの客引きに最初連れて行かれた安い部屋は、狭くてムッと暑かったので、エアコン付きの部屋が
あるかと聞くと、少し高い部屋に案内された。そちらは窓が大きくてバルコニー付きの
“天然エアコン”、気持ち良し。なかなか良いホテルだった。
翌朝、屋台のしぼりたてパインジュースがおいしかった! |
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乗り合いタクシーにてプキオに向かう。アヤクーチョの夫婦が同乗。男性はプロではないが
ギターを弾くと言う。聴かせてもらえなくて残念。
私がアヤクーチョの音楽が好きだというと、運転手はカセットテープをかけてくれた。
アルパやバイオリンの音楽を大音量で聴きながら、快晴のアルティプラーノを突っ走るのは
最高に気持ちよかった。
運転手は、TOYOTAの車が自慢で、上機嫌。信じがたいほどの音痴で歌いまくる。
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砂漠地帯からアルティプラーノへ。野生のビクーニャにも遭遇。
プキオ近くになると、ますます空が青い。道はしばしば、牛、馬、羊、アルパカなどにさえぎられる。
プキオ手前の村で地元民数人が乗り込んでくる。
助手席にはおっちゃんふたりが重なり合い、荷台にもぎっしり。車に慣れないのか、
少年が荷台でゲーゲー吐いていた。
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プキオに到着。マリアさんのご家族と。大変お世話になりました!
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小さな町に4〜5軒あるCD屋や電気屋は、店先に大きなスピーカーを道に向けて置き、
つねにプキオの音楽を大音量で流している。なので、通りにはいつもハサミ踊り系音楽があふれている。
祭りのVCDを見せてもらうと、「これはそこの道だよ、僕も写ってるよ、家族もみんな踊ってるよ。」
と、ローカルでいい感じ。これぞ民俗音楽。
何があるわけでもないのに、通りはいつもウジャウジャ人だらけで、食べ物の屋台も出ていて活気に満ちていた。
そんなメインストリートの写真をもっと撮っておけばよかった。
これらの写真はちょい町はずれ。タクシーの中からと、ホテルの窓から撮ったもの。
平日だったのでペーニャでの演奏も無く、生演奏が見れなかったのはとても残念。
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多種多様なハーブが生える丘から望むプキオの町。森や林はないものの、
日本の田園風景にも似ている。とにかく天気が良くて空気が澄んでいて空が青くて広々していて、
とても気持ちよかった。
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ハーブ摘みのあいだ、丘のふもとで待っていてくれたモトタクシー(3輪バイクのタクシー)。
おもちゃの車のようなモトタクシーが何台もつらなって走っている様はとてもかわいらしい。
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あっちこっちの岩の下にたくさんの白骨が置かれている。とても古い物だそうだが、それほど珍しくないのか、
ほったらかしの
遺跡である。観光客が来なければこんなもんですかな。
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ぎゅうぎゅう詰めのミニバスでコラコラに向かう。道はでこぼこ。乗っているのは隣村におつかいなのか
大きな荷物を持ったおばちゃん、おっちゃん、子供たち。砂まみれ。
またもや大音量でプキオの音楽が流れっぱなし。プキオの町ではこのようにプキオの音楽が溢れていたが、
さて、コラコラでパリナコチャスの音楽には出会えるのか?
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コラコラは、ますます小さな町。村というべきか。しかしどんなに小さな町でも、形だけは
リマやクスコと同じようにアルマス広場に教会もあるます。(ミニチュアのように小さいが。)
外国人が珍しいのか、町を歩くとジロジロ見られた。コラコラでは、コラコラ名物は見つけられず、
プキオと同じCDが売られているのしか見つけられなかった。
しかし、ここの薄暗い食堂で食べたチャーハンとスープはこの旅行中で最高においしかった!
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コラコラのアロハミエント。ええ感じ。この日私はリマからクスコへ飛ぶ飛行機
の予約確認をしなければならなかったが、電話してみたら音声ガイダンスに沿ってボタンをプッシュする
方式で、私のスペイン語力ではどうにも聴き取れず(人間相手なら「もっとゆっくり!」って
言えるけど、なにしろ相手は録音だし)困っていたところ、こちらの親切なセニョーレスに
助けてもらいました。ほっ。
中庭は花盛り。なんと、アジサイが。そういえばクスコでも、日本でいうところの
春の花、夏の花、秋の花がいっしょくたに咲き乱れておりましたな。
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アロハミエントでくつろいでいると、どこからかバンダの音が聴こえてきたので、祭りかと思って
追いかけると、ぞろぞろと行列が。行列の一番後ろにバンダ、そして前のほうを見ると棺が。
祭りにしては重い曲だと思っていたら、葬列なのでした。
教会の中まで一緒についていってみた。教会の中では普通のポップス系の悲しげな曲が流れていた。
バンダは教会の前で待っていて、一行が教会から出てくると、ふたたび行列とともに演奏しながら
町を練り歩いていく。おもしろいといったら不謹慎かもしれないけど、興味深い出来事でした。
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次の日の夕方コラコラ発の夜行バスで再びリマへ。16時間かけて朝7時にリマ着。
写真左=リマからバスでエクアドルのキトに向かうというエクアドル人ミュージシャンと
バスターミナルにて。
写真右=リマで大変お世話になったビキさん宅にて、乾杯。明朝にはクスコに旅立ちます!ありがとう〜!
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