むこう川 2008


2008.1.1

元旦に見た夢は、10センチほどの間隔で隣接して立っている2本の旗。
ひとつは風にひるがえるペルーの国旗。もうひとつは、よく見えない。


2008.1.4

カラオケ店へ行って歌いまくりたい気分だな。。。
あそこでなら、いくらヘタな歌を歌いまくっても文句言われないもんね?
たったひとりでも私の歌を聴きたいと言ってくれたらその人の為に歌いたい、、と
思っていたけど、そんな奇特な人はただのひとりもいないということがわかったので。
今年の抱負は「誰ひとり聴きたがらなくても私は歌うぞ!」です。(自爆テロ行為?)


2008.1.5

新年会でおいしいものやへんなものを食べて、ワイン飲んで、犬を撫でくりまわしたり、
即興ボサノバ調?のギター伴奏で気持ちよ〜くリャキ・シュングヤイを歌ったりして・・・
またひとりよがりをやっちゃったか?と、後でちょびっと落ち込みました。。。


2008.1.6

変な夢を見た・・・携帯電話の画面が急にカラフルな見たことのない画面に切り変わり、
何だろう? と思ったら、なんと! 宇宙からの電波を受信していたのだった!!
宇宙人のメッセージ(なぜか日本語・絵文字入り)に従って指定された場所に行くと、
美しい建物に案内され、そこは夢のような歓楽施設。数日のうちに財布はカラに。。
巧妙な手口にみんなハマってしまうのだが、それは、新手の詐欺なのだった。。。


2008.1.8

ぷとテレビをつけたら、テレビショッピングで5色の板コンニャクを紹介している。
ワイン、ブラウン、、、変わってるな、赤いのはトガラシじゃなくてワインか。
と、よく見たら、オーストリッチ長財布だと。しょうもな。

 これ、どう見てもコンニャクだよね??

2008.1.11

全世界に開かれたワールド・ワイドなウェブのはずなのに、ふと気づけば
うちのような古いスタイルのホームページは、インターネット孤島に。


2008.1.14

ちゃんと議論のできる、意見を交し合える人と話をするのは楽しいので、今日の新年会
(フォルクローレをたのしむ会)も充実していた。ロス・ムシスもエル・ニドも楽しい。
楽譜が読めて、初見でスラスラ吹けるとか、飲みこみが早いとか、器用だとか・・・
そういうことは、最終的に良い演奏ができるということとはあまり関係がないと思う。
すぐに出来ようと何年もかかろうとどっちでもいいけど、楽しめるのはむしろ後者?


2008.1.21

梅田のペルー料理店ロス・インカスで、オーナーのオスカルさんとペルー音楽の話をして、
一緒にワイノをいっぱい歌った。なんだか、やっと、救われたような気持ちになった。
ここ数年の自信喪失から蘇生。こんなふうにときどき確認することが必要だったのかも。。


2008.1.25

みんなに迷惑をかけっぱなしで知らん顔の人よりも、迷惑かけられても根気強く
親切を続けてきた人のたった一度の舌打ちや溜め息に、世間は眉をひそめる。
頑張ってる人にはねぎらいの言葉をかけてあげましょうね。心の中だけでなく、
ちゃんと口に出して。それだけで犯罪が減るかもしれません。ほんとにね。
ニュースを見てたら毎日、理不尽で可哀想な事件が多すぎる。


2008.1.31

願いはひとつだけ。「ちゃんとしたワイノがやりたぁ〜い!!!」
それは、こだわりとか、理想とか、そういうんじゃなく、もっと単純な欲求。
最高にニヤニヤしちゃうか、最低にイライラするか、、、天国か地獄かという選択。


2008.2.1

七転び八起きと言われても、七回しか転んでなくてどうやって八回起きるのか?
まあいいや、1週間に8日好きって人もいるのだし。Ooo, I need your love, Babe〜♪


2008.2.16

今日は、20年続いてきた『きょうと土曜サロン』の最後のコンサートでした。
『きょうと土曜サロン』では、講師を招いてのさまざまなラテン文化の講座や、美術の教室、
コンサートの企画など、版画家でいらっしゃる野々口康代さんが個人で主催されてきました。
私は初めてチャランゴを手にした頃、どこか教えてくれるところはないかと探して、土曜
サロンを知りました。その時は仕事が土曜休みでなかったためチャランゴ講座にはついに
行けずじまいとなってしまいましたが、そんなきっかけで毎月会報を送っていただき、
イベントにもときおり参加させていただいておりました。それにしても、このような活動を
個人で長年続けてこられたのはもの凄い情熱だとつくづく頭が下がります。
本当にお疲れ様でした。そしてこれは「発展的解消」「次のステップに進むための卒業式」
ということですので、会員の皆さんの今後のご活躍にも期待しています。

演奏は、シタールとタブラで始まり、トリは20年前土曜サロン最初のコンサートを行った プカソンコ。
他には歌唱、ケーナ、チャランゴ講座の生徒さんと歴代講師の皆さん、 チャランギスタの福田大治さん、
アルゼンチンギターと歌の桑原しんいちさん等々。温かい雰囲気に包まれたコンサートでした。
ミゲル&ポニタの拙い演奏もさせていただき、心より感謝しています!



2008.2.18

「今朝おもろい夢見たで」とミゲルが話してくれたのは、自分の鼻の穴に入っていく夢
夢の中でミゲルは鼻毛を切っていたのだけどなかなかうまく切れず、自分の鼻の穴の中を
覗きこもうと、うーんうーん頑張っていたら、するんと頭が鼻の穴の中に入ってしまった。
目の前にネギのようにニョキニョキ生えている鼻毛をチョキチョキ切りながら、やっぱり
見ながら切ると切りやすいなあ、手探りはいかんなあ、と思ったそうだ。


2008.2.20

毎朝不安を感じる。朝起きてしばらくは本当に握力がなくて、ドアノブを回すのがやっと。
ふつうに指2、3本で持てたはずのお皿やマグカップを、手全体で、よいしょって感じ。
字を書いていても、突然手が笑い出したら、もう書けない。数時間経てばあったまるせいか、
ずっとましになるのだけど、遠からずずっとこんな調子になってしまうんだろな。
まあ、きっと、歳をとったら誰でもこんなものだよね、と思いつつ、、、まだ平均寿命の
半分を超えていくらも経ってないのだけれどねえ。

去年ペルーに行くときも体調が心配だった。私の首の骨は変形していて腕の神経の根を圧迫
しており、首に負担をかけるとあっちこっちが痛くなってしまう。ところが3週間の旅行中、
普段のいろんな症状もまったく感じなくて、まさに絶好調だった。
なんでだろうと考えてみたら、私の首にとって一番いいのは、ヘッドレストのある座り心地の
良い椅子にもたれて安静にしていることであり、長時間のフライトや長距離バスで1日の半分
以上じっと座っているのはまさに「治療」だったようだ。ペルーの幹線道路の滑らかさは日本
の高速道路並みで、信号もほとんどなく、たまに羊の群れに急ブレーキをかけるくらいだし。
(主要道路以外は未舗装でボコボコだけどね!)
重いスーツケースはたいていホテルの人やタクシーの運転手さんが運んでくれたし、日本での
日常のように朝から晩までパソコンのディスプレイに食いついていたり、バイクで走ったり、
背もたれが背中までしかない長シートの電車にガタゴト揺られたり、重いカバンやギターを
背負って歩いたりということもなく、小銭と地図だけ持って毎日プラプラしてたのだから。
それと、ホテルのベッドには複数の枕が置いてあり、頭の上の柵に立てかければ上体が斜めに
なるよう枕の高さを上手く調節できる(うちはベッドではなく布団なので難しい)というのも
首のためによかったみたいです。
「ペルーなんか行って大丈夫〜?」と心配してくれた人々に、遅くなりましたが弁明でした。


2008.2.22

外気が眩しい。目がちくちく。はなの予感。春が近い。

25年以上前に流行ったTVドラマを見ていたら喫煙シーンの多さに驚いた。男の人は
もちろん、女の子もスパスパ吸う。何に一番驚いたって「そういえば最近のドラマは
タバコ吸う場面がめっちゃ少ないんだな!」ということに今ごろ気づいた自分にだ。
それにしても、、成人識別ICカード、タスポって・・・なんだか腑に落ちない。
そんなもん作ったからといって未成年者の喫煙が減るかどうかはわからないし、
(吸いたい子は何してでも吸うだろうし、それより新種の犯罪を生み出す可能性が大?)
どうしても年齢確認が必要なのだとしても、たとえば運転免許証を持ってない人だけ
作れば済むと思うんだけど。お金と労力、資源の無駄遣い、という気がするのは私だけ?
結局、いろんな付加価値をくっつけたりして、誰かが儲ける為のシステムなのかな。


2008.2.24

必然は美しい。必然のない編曲は作者(伝承してきた人々)の思いを台無しにする。

私がワイノを好きなのは、それがワイノであるから好きなのであって、ワイノを
ワイノでなくしてしまうのならば、最初から J-popなどをやってればいいわけで、
いっそそれならそれで楽しいと思うんだけど、偽ワイノに加担するのは厭なので。

「なんで、この曲をそんなふうにやるの?」って思ってしまう歌や演奏がたまにあり、
そういう歌や演奏には、必然性が、まるで感じられないのであり、
「なんで?どうして?何がしたいの?何のために?」と疑問がぐるぐる回ってしまう。
それは、せっかくの曲の持ち味を殺してしまっており、そんなふうにやりたいのなら、
この曲じゃない曲でやったほうがいいのに、、、って私は思ってしまうんだ。

私がこのあいだ見ていた古いドラマは「北の国から」(最初のシリーズ)だとお気づきの方 おられます?笑
それはそうと、ワイノがワイノである所以が何かと具体的に言いますと、根底に流れる独特の 弾んだリズム、
ビートといいますか、、、八分音符が四つ並んでても「タタタタ」と同じ長さでは決してなく、、、
まあ詳しいことはまた別の機会に。微笑


参考 ? → 

右はちょいと土着すぎって感じですが、ワイノの根底に流れる基本はこれだと思います。
(画面中央の矢印クリックで再生。画面ダブルクリックで YOU TUBE のページに飛びます)



2008.2.27

CALDO DE GALLINA(鶏のスープ)を作った。去年ペルー旅行中プーノのレストランで
ポタージュを注文したかったのに手違い(語学力不足)で出されちゃったスープだ。
骨付きの鶏肉とじゃがいもを煮込み、サラダスパゲティを加えて塩だけで味付けした
超簡単料理。めっちゃおいしく、身体が温まり、これだけでおなかがふくれる。

プーノはボリビアとの国境の町で、クスコやアヤクチョとは異なるアイマラ文化圏。
どちらかというとケチュアの音楽が好きな私だったけど、プーノにはいちばん長く
滞在した(しかも大きな祭りを満喫しながら目的なくブラブラしていた)ため、
結果的にはもっとも思い出深い町になった。クスコほど観光地ずれしてなく、
市場もいっぱいあって暮らしやすそうな町だった。

この1年ペルーのいろんなことを思い出してばかり。きっとこれからもずっと。


2008.3.1

グルーポ・マチュピチュの練習。
衣装を着けただけでいっきに華やかになり踊りも大きく見える。
「うたう」とか「おどる」のは単純に楽しい。
楽器の演奏も単純に楽しみたいものであるよのことよ。


2008.3.9

なにを求めてインタネットサーフィン・・・
目も耳も疲れているけど、心は退屈してる日々。


2008.3.10

本日の聞きまちがい。・・・「耳側の扉がひらきまーす」


2008.3.17

金曜はグルーポ・マチュピチュ、土曜はシン・マルビビール、日曜はロス・ムシス他、
週末はずうっとギターを弾いてはいるけれど・・・。今日はこんな歌を歌っていたい。
http://jp.youtube.com/watch?v=y5u-g-9EmVA


2008.3.24

去年プーノの市場で、アルパやバイオリンの入った田舎っぽいグループのCDばかり買い漁って
いた時、お店の人に強く勧められて1枚だけアヤクーチョ(プキオ)のソロ歌手ものを買った。
ジャケット写真のギターを持ったお兄ちゃんを見て「こういう現代的なのはあんまり、、」と
思ったのだけど、店主が「みらみら」といって再生するのを聴いたら、きれいなメロディーの
ワイノを切々と歌っていてなんだかぐっときたのだった。

それが先週 YOU TUBE で見て気に入って探していたワイノ歌手だった。
探し物の鉄則 = まずは目の前を探せ!


2008.3.26

歩くたび、かかとの衝撃が響いて、息が苦しい・・・。
なにより厭なのは、左の薬指と小指に力が入らないこと。ギターを弾くには最悪。
脳内に麻薬的物質が出ている間だけは幸せ。花粉症の薬で眠た〜くなってる時と
酔っぱらってる時くらいなので、つい飲みすぎてしまって、人間として最悪。


2008.3.27

偽者やブリッコを見抜けないような人には、魅力を感じない。
とはいえ、私の価値観は私以外の人にとって何の意味もないらしい。
実体のない「大衆」という人格が山を削って川となる。抵抗は無駄なのか?


2008.4.1

願はねど 縁の下にて 春死なむ。  (ミドリノシタと読まぬように...)


2008.4.3

コテンパンに自信をなくした時にすべきことは、「誰か、わかってよ」と叫ぶことでも
癒しの旅に出ることでもなく、、、まずは自分自身が自分をもっと信頼すること。
求めて得られないものをいつまで追いかけても事態は変わらない。
人の気持ちを変えることは出来なくても、自分の意識を変えることなら出来る。

今日は久々に能動的なギターを弾いた気がした。マルビでやってる曲は全部大好きだから
歌っていると凄く幸せ。こんな確実な気持ちを私はなぜ疑ってしまったんだ?
私まで私を見捨てちゃったらどうするんだ。


2008.4.4

パストリータ・ワラシーナのあまりの歌の上手さに舌を巻きました!!!
長いこと生きてきたけど『舌を巻く』という言い回しを実際に使ったのは初めてだったので、
ミゲルはどんなときに舌を巻く?と訊いてみたら、ミゲルは「英語のア〜ルを発音するとき」
と言いました。


2008.4.5

むう〜ん、通勤特急で眠れない。桜があまりに満開すぎて、目を閉じていられないから。


2008.4.7

キジ猫の後ろ頭の縦じまが好きだ。


2008.4.8

とても素敵な写真。→  http://www.trioloscholos.com/images/album/f0176.jpg
JAIME GUARDIA NEYRA と LOS CHOLOSのケーナ、ボーカルの HENRY GUEVARA DIEZ。
(リンク元はこちらLOS CHOLOSのホームページ内。http://www.trioloscholos.com/fotos.html)

本日のBGM。→  http://jp.youtube.com/watch?v=vI2rOiYlbdU


2008.4.9

我が畏友セサル・ラ・トーレ氏のご父君がお亡くなりになりました。
昨年のクスコ滞在の折りには大変あたたかく優しく接していただきました。
ご交誼に感謝するとともに心よりご冥福をお祈りいたします。 ミゲル y ポニタ
(写真:2007年2月クスコの道端にて偶然出会う。)

2008.4.10

よく通る道の脇に、ラベンダーの大きな一叢があって、私はいつもそこで歩をゆるめ、
くんくんするのだけれど、なんの匂いも感じない。
諦めてすいと通り過ぎ、2〜3メートル行ったとき、強烈にラベンダー、香る。のであった。
でもそのときはもはや足早に立ち去るだけ。。。


2008.4.12

大阪府立・花の文化園(@河内長野)にて、SIN MALVIVIR で演奏してきました。
現在のメンバー(みきやん、カティちゃん、ミゲル、ポニタ)では初のワンマン・ライブ。
朝はPAセッティングに時間をとられ、リハなし本番となり、音のバランスなども気にかかり、
私としてはいまいち不出来。ノリ悪し。とはいえ、なんとか致命的なミスは無く乗り切る。
午後もだいたいにおいて(笑える部分もあったけど)なんとか無事に演奏できました。
終了後、何人ものお客さんから「いい音楽を聴かせてもらってありがとう」「癒されました」
「楽しい音楽でいいですね!」など声をかけていただき、、一般のお客さんからこんなに
言っていただいたのは初めてだったので、心にしみました。泣。。  本日の曲目


2008.4.13

昨日に引き続き、大阪府立・花の文化園にて、今日はグルーポ・マチュピチュで演奏して
きました。踊り付き2曲、演奏隊だけで3曲、踊り手含む全員で3曲の計8曲。
練習不足な部分もあったけど、華やかな衣装の踊りにたくさんのカメラが向けられてました。
特に新曲「バリーチャ」は衣装が超かわいらしく、曲もきれいなので、
くるくるひるがえるスカートを見ながら演奏していると幸せな気分に
なります。(^−^) 今週は金曜まで天気が荒れ模様だったのに、
この土曜日曜の演奏時はおだやかに晴れて快適でした。

ところで、今年の初めからバリーチャの踊りの指導に来ていただいているW氏が、去年の三木山音楽祭の
ムシスのステージで踊ってくださったバイランド・ペルーの方だったと、きょう初めて知りました!
ずっと、「どこかで会ったことある気がする?」と思ってたのだけど、同じ舞台に立ってたんだ〜!
私、マヌケすぎ!  foto2007mikiyama



2008.4.22

きのう、或る人と話していて、手を打って笑っちゃったひとこと。
「ダミ声の好きな人ってペルーの音楽を好きになることが多いんですよね。」


2008.4.23

“四ツ葉のクローバーは、ひとつ見つけるとその周辺にもっと見つかることが多い。”
自分の経験からそう思うだけだけど、遺伝子の異変によると推測すれば、まあ妥当でしょう。

さて、ここひと月ほど、私の周辺に異変が起こっている。
遺伝子が関係するのかどうかはしらんけど、、、何年も会ってない友人、「そのうちまた・・・」
「いつの日か・・・」と言ったまま長いこと音信不通だったり、ときどきふっと思い出すような
昔の知人、心の隅ではいつも気にかかっていた人、一度しか会ったことないけど絶対また会う予感
がしていた人、などなど、なん人ものそういう人たちと、このひと月の間に次々と突然の接触。
メール、郵便、再会、忘れかけていた約束の実現、または実現に向かって動き出す気配。。。

異変というか、なんだろうな、、、錆びていた歯車が急に回りだしたみたいな・・・
逆に言えば、『アメリカの自動販売機に100円玉を入れて、ちっとも出てこない!と怒っている』
みたいなエネルギーの使い方を、ちょっと前までの私はしていたのかもね。


2008.4.23

食堂にて。隣のテーブルから聞こえてきた三十代くらいのサラリーマンふたりの会話。
A「食欲ないわあ〜、夏バテやろか?」
B「ちゃうやろっ。それ、早すぎるし!」
たったこれだけの会話が、絶妙なベテラン漫才師のような完璧な間で、思わず笑った。
A氏はゆっくりでねばっこい声、B氏はパキッとした早口で、完璧にボケ&ツッコミ体制。
このふたり、常日頃からいいコンビなんだろうな〜と微笑ましく思いながら生姜焼きを食す。


2008.4.24

唄は自由。箱に押し込めたらもったいない。だから、柱は立ててもフタはしない。
水の中のこんぶのような、ナタデココ製の棒みたいなギターが弾けたらいいんだけど。


2008.4.25

ひつようなのは りらくすすること
わたしは みうしなう
なにからにげてるとき
いたみにしばられてるとき
けっかんしゅうしゅくしぱなしてるとき


2008.4.25

とつぜん、『空中にある足』のことを思った。
テクテク歩いているとき、その時間の約半分のあいだ、足のウラは空中にあるのだと思った。
そんなことを言い出せば、ぶらぶら振ってる両腕なんか、ずうっと空中で風を切っている。
髪の毛にいたっては今にも飛んで行きそうだ。
私は、空中にいる。。。と思った。。。それが、どうした。


2008.4.25

「まだまだ未熟者でございます。」
それはええねん。それはええねんけど、
わからんのは、卵やねん。
半熟卵て、なんやねん?
それ、もっとゆでたら完熟卵になるんかい?
ぐじゅぐじゅに熟すんかい?
20分ゆでたら、甘もうなって、
腐る一歩手前になるんかい? ゆうてみ。


2008.4.27

トラウマをひきずって、何の役に立つ?


2008.4.28

芦屋Tioにて、MAYAの橋本仁さん・TOYO草薙さん、岡田浩安さんの三人ライブ
オリジナル曲なしで普段あまりやらないフォルクローレを、というコンセプト?でしたが、
どんな曲をやっても、やはりどこか“MAYAサウンド”だなあ〜という印象を受けました。
それほど皆さん個性が強いってことでしょうかね〜。
帰りにみんなで寄った中華屋さんがとっても美味で!&とっても楽しかった!
♪馬刺し、待〜つ〜わ〜 呑みながら 待〜つ〜わ〜 と歌いつつ終電。


2008.4.29

昔、平和に暮らしていた村に、盗賊がやってきました。盗賊は一軒の家に狙いを定め、
すべてを奪い尽くしました。住む土地までも奪われた一家が生きるためには、盗賊に
なるしかありませんでした。そしてその新しい盗賊に襲われた別の一家はまた盗賊と
なり、、、今では世界中の人が盗賊となって、奪い合いをしてるのです。
もはや、誰が加害者で誰が被害者だとか、責任の所在だとか言ってるときではなく、
一刻も早くこの連鎖を断ち切らねばなりません。けれど誰も「損をしたまま」では
終わりたくないのでした。
・・・今、盗賊に襲われた善良なる人へ・・・
「悪は必ず滅びる。かどうかはわからない。けれど、あなたはチャンスを手にしている。」


2008.4.30

すべてのタネは小さい。悪いことも幸せなことも。


2008.5.3

今朝見た夢。広い公園の中みたいな林の中にいる。木々の葉は黄緑色に茂っている。
そして、草が生えた地面には、大量のりんごの実が落ちている。落ちているというか
ころがっているというか、ピンク色のふっくらと丸くてきれいな大きなりんごが
一面にドワーっと・・・。「こんなに誰が食べるねん?」と私は途方にくれている。


2008.5.7

Miguel Mansilla Guevara の動画はないかと探していたとき見つけた Manuel Silva の
素晴らしすぎる唄と演奏。背後の写真が故 Miguel Mansilla Guevara である。
http://jp.youtube.com/watch?v=nBNlksHyKv4&NR=1


2008.5.11

人間の形をしたどんな物体でも、2本の足で自立させるのは至難の技だと思うんだよね。
ポン、と置いて立つような形をしてないもの、人間って。
だから、何も考えなくても、じぃ〜っと立っていられるってことは、とても不思議。

でもね、あたりまえに立っているからといって、ほうっておけば何でも勝手にできるよう
になるってわけじゃあない。誰でもほんのちょっと、人の手助けを必要としている。
或る人のなんでもない些細な言動が、別の人にとって大きな可能性となることもある。


2008.5.12

田舎の民衆音楽がいいのは、大げさにもったいぶったり、はったりきかせたりしないから。
都会の音楽家でも、そういう淡々とした人が好きだな。


2008.5.15

夢を見るのが大好き。
といっても、瞳の中にキラキラ星が飛んでるわけでも、野心に燃えてるわけでもない。
眠るのが好きで、眠ったときに見る、あのちょっと不条理なやつが好きなんだな。


2008.5.16

大阪にはあんがい緑がいっぱいあるねんで。公園もたくさんあるしね。
そやけど、大阪の公園、怖いで。
あんな、いつも通る道の向こうの木の枝にな、ヒョウがおんねんか。ぐたーっとして、
寝てるみたいなんや。けど、けっこう大きいんよ。大人の男の人ぐらいあるわ、全長170?
でもまさかホンマにヒョウなわけないやんなあって、いつも思いながら通り過ぎるんやけど、
ある日、勇気出して、近づいてみたんよ。まあ、あれや、毛布やったけどな、ヒョウ柄の。

狭い路地にな、人が住んでんのかようわからんような家があってな、玄関口の横に木製の
牛乳箱とかあんねんか、色ハゲてるよ、もちろん。パイゲンCも入ってへんよ、もはや。
その家な、ベランダに犬小屋置いたんねんか、犬はおらへんみたいやけどな。ほいでな、ツタ
みたいな葉っぱが1階から2階まで這うてんねんけどな、秋のある日にふと見たら、なんとそれ、
マスカットみたいやってんか。高級青果よ。たわわ、よ。あなどれんなー、路地裏、ほんま。

そんなこんなで、路地裏マニアやねんけどね。軒下、すごいよ。幅30センチの小宇宙やね。
植物園。いや、ジャングルゆうてもええんちゃうゆう植木や。その中に水槽が置いたってな、
抹茶の水ヨウカンみたいな色した透明度5パーセントくらいの水の中にさあ、うすらぼやっと
オレンジ色のもんが見えたるねん。なんや思う? 金魚や。おそらくな。もしかしたら
小さい鯉や。小さい恋ちゃうで。うわ、恥ずかし。とにかくな、どっちせよ観賞用の魚やろ、
そやのにな、なんも見えたらへん。

あああそれからなあ、タバコ屋や。最近、流行らへんやんかあ、嫌煙とかタポスとかでさあ。
ほいで、すたれ気味のタバコ屋やねんけどさあ。昔やったらいろんな銘柄のタバコ並べとった
ガラスのショーケースんとこあるやんか、おばちゃんが座ってる前方下のとこ。あのガラスの
中にな、猫が寝とったわ。タバコは3箱ぐらい転がってたわ。まあ、ほのぼのするけどもな。
もうあかんのちゃうか、あのタバコ屋。

猫がショーケースゆうたら、あれ思い出すわ。これ、大阪やのうて京都の話やけどな。
某中華料理屋の店先に、ようあるやつやけど、昼時なったら小さい台に「日替わり定食」の
本モンの料理、置いたるねん。ガラスケースがかむせてあったんやけどな、うまいこと中に
入ってな、猫がムシャムシャ美味しそうに食べとんの見たことあるわ。いやまあ、ネコは
罪のうてええわ。それ、ヒトが食べとったらシャレならんやろ。たまにあるけどな。


2008.5.19

きのうはカトリック大阪大司教区主催の「国際協力の日」というイベントがありました。
いろんな国のいろんなパフォーマンスと食べ物の屋台があり、大勢の人で賑わってました。
お世話になってるペルーの方の踊り、グルーポ・マチュピチュで「バリーチャ」、そして
某(謎)ボリビア人ミュージシャンが飛び入りで一緒にボリビアの曲も演奏しました。
屋台ではお肉(parillada)を1か月分ぐらい食べました。
その後インド料理屋で、2年間メキシコへ行ってしまう
Hちゃんの送別会。最後に公園で少し演奏して...
名残惜しく、解散、、

(左)ティンタの踊り (右)マリネラ・ノルテーニャ


2008.5.23

本日の誤変換・・・「台の上」って書こうとしたら「大脳絵」だって。げろげろ〜。


2008.5.25

今年も『三木山フォルクローレ音楽祭』に行ってきました。ロス・ムシスは8回目の出場。
シン・マルビビールは、2年前に6人で出たのが初出場で、今年は4人で2回目の出場でした。
さすがにちょっとは慣れたせいか、昔に比べるとゆったり祭りを楽しめるようになりました。
天気はお昼までは霧雨がぱらついたものの、どんどん回復。曇り空の過ごしやすい1日でした。
出店も多く、子供連れから年配の方まで、そして特に出演者たちですが(笑)、コスプレ?や
踊りや、みんなそれぞれに楽しんでいて、祭りっぽさ最高潮でいいなあ〜と感じました。

  後日追加: ナルシスティックに自分のグループの写真のみ。


2008.5.27

不足部分を埋めるために他所から奪ってくるというやり方では
しょせん堂々巡り。環境問題も。人の心も。
自分の傷は自分で癒せるよう、自然治癒力を高めなければ。


2008.5.29

“アンデスのにわか雨、私を濡らさないでおくれ。私には身を寄せる家も着替える服もない。”

という歌を数年前から気に入って、ひとりでポソポソと歌っていたのだけれど、今日たまたま
古いワイノの歌詞集を読んでいたら、同じ曲の別の歌詞が載っていたのを見つけた。

“アンデスのにわか雨、何故おまえは私の道を横切るのか。私の道を横切るのなら、運命に従い
 共に行こう。おまえが泣きながら行くのなら、私は歌いながら行こう。山の上を、丘の上を…”

こっちのほうが潔くて好きだと思った。


2008.6.3

意気揚々と歩いているときは、調子合わせて後について来る人も、
「疲れた、助けて」としゃがみこんだら、途端に見ないふり・・・


2008.6.6

「怠惰」の奥にひそんだ「臆病」を引きずり出し、「不可能」をアタマから消去すべし。


2008.6.8

今日は、興奮の一日でした。
きしもとタローさん の十数年ぶりという南米の曲オンリーのコンサート(@兵庫県OAGホール)
メンバーは、タローさん(Quena)、田中良太さん(Percusion)、安達満里子さん(Charango)、
千葉泉さん(Guitarra)、ゲストで熊澤洋子さん(Violin)。
1曲目「Munahuanqui」からいきなり血が沸騰。ちょっと他では聴けないサウンドでしたね〜。
もし「明日全く同じ曲目を演奏します」と言われてももう一度聴きたいと思う稀なライブでした。
フォルクローレ好きの知り合いにもっとたくさん来て欲しかったけど、1ヶ月前にチケット完売
していたそうで。聴けて幸せでした! そしてもちろんコンサートも良かったけれど、何が一番
おもしろかったって、私より高いテンションで音楽の話をする人に「同時に二人も」会えたこと!

そいでさ〜、真似したと思われないように一応言っておくけどぉ〜(いや別に真似したと思われてもぜんぜん
構わないんだけどね。)サクサイワマンの前説(?)が、私がいつも喋るのとかなり似ていてニヤリでした。
いつもタローさんの話には、曲や楽器に対するとっても熱い想いが感じられます。私も時間に余裕のある場で
演奏するときは、なるべく歌詞の内容や自分とその曲との出会いなど説明したいと思ってます。それは聴いて
くださる人達に、より多く、より良く「伝えたい」と思うからだけど、、、まあ、私たちの場合は、それで
演奏のあまりの稚拙さを聴き手の想像力で補ってもらおうという魂胆もあったりしますが。 (^o^;;;



2008.6.11

生きる希望なんて、ほんのちょっとのことで、膨らんだりしぼんだり。
どこにでもいるような青年が凶悪事件を起こす。特殊な個人の問題ではない。
ほんのちょっとの積み重ねで、守れたはずの命について考える。


2008.6.12

Tシャツが色褪せ、輪ゴムがプツ切れ、ナベの取っ手が折れる・・・。
人間も歳とるとあちこち傷むけど、それでも毎日新しい細胞が生まれ、爪が伸びる。
けがや病気も治す、子孫も産む、生き物のチカラはものすごい。

ときどき、人が使う道具にも使い込むほどに良くなるものがあって、それはまるで
生き物のようだ、と言われる。
とはいえ、人が使ってこそ。人が道具を育て、道具が人を育てるってか。

人同士でも、人と物でも、相乗効果ってのはなかなか想像以上に効果があるもので、
それは別名、想像以上効果と言われる(←うそ)。

逆に悪循環のループにはまり込んだときの人間はとても弱い。
もがけばもがくほど沈んでしまう底なし沼から、自力で脱け出すのは難しい。
そんなとき、助けてくれない人に助けを求めてしまうことほど悲しいことはない。

安全なところで見ていた“友人”が、テレビのインタビューを受けて言う。
「底なし沼の好きな子でしたから。いつかこんなことになると思ってました。うふ。」

いつも板とロープを持ち歩こう。
二度と沼に落ち込まないように。そしていつでもすぐ他人を助けられるように。


2008.6.13

三木山音楽祭の少し前からだからもう3週間になるのだけどずっと胃腸の具合が最悪。
そのうえ昨日から“寝違え”の重症みたいなのにもなって、背中の上半分と右腕、首、
肩に激痛。下向けないから顔を洗うにも難儀するし、息を吸うたび胸が痛いし、物を
飲みこむと喉の筋肉まで痛いという有り様。まるで病気? ていうか、モロ病気か。
だけど今はギターを弾く!!! 今弾かなきゃどうするって状況だ!!!


2008.6.15

きょうの「フォルクローレをたのしむ会」は、たまたまギターが私ひとりだったので
3時間半ギターを弾きっぱなし。スタンダードな古い曲のオンパレード。
気がついたら胸の痛いのが治っているという不思議。


2008.6.16

本日のYOU TUBE・・・

なんじゃこの息の合わなさ加減は〜!と笑ってしまった演奏。見事に現在、星0個。
真ん中の人、怒ってる? ギターがぶっきらぼうすぎて、ワイノというよりコワイの!
ケーナの人は怯えてるみたいに焦りまくってるし。喧嘩中? 負の相乗効果?
http://es.youtube.com/watch?v=oCGMLleTFGw

もうひとつ同じ人。う〜む、デリカシーのかけらもないリズムギター。絡みづらい。
でも初めてワイノを弾くとき誰もがやってしまいがちな部分の反面教師ってことで
貴重な参考映像かも。やはり星は0個。歌は悪くないんだけどなあ...。
http://es.youtube.com/watch?v=Y0lFqTZAvRk&NR=1

私の YOU TUBE ネタはいつも超かっこいい“ヘタウマ” or “メチャウマ”を 紹介してるのですが、 今回は
初めての“ヘタヘタ系”かもしれません。でもけっして悪口が言いたくて書いてるのでは なくて・・・・・。
実際、なんだか私はこの怒ってるみたいな人に妙な親近感が湧いて何度でも見てしまうんですよね〜。
あ、いえいえ、私は怒りながら弾いたりしないいつも優しいギタリストなんですけどね。(嘘)
この人の声は好きなんで、笑顔で歌ってくれたらもっといいんじゃないかなって思いますですね、はい。



2008.6.17

本日の疑問・・・お肌がツルツルになるというコラーゲンやヒアルロン酸を
たっぷり含んだフカヒレを持つフカ(=サメ)は、なぜ鮫肌なのか?


2008.6.18

いつも通る路地に、サルビアと同じくらいまっ赤な色の花がたっくさん咲いている。
知っていたはずのその名前が思い出せず(歳ですね〜)何日も考えて、やっと思い出した。
ゼラニウムだ!!! ゼラニウムは別名「テンジクアオイ」というんだそうだ。
アオイをスペイン語で「malva」ということは歌詞によく出てくるから知ってるんだけど、
テンジクアオイは何ていうのかな?と思い、翻訳サイトで変換してみたら、
「La factura de una cigu"en~a」と出た。直訳すると「コウノトリの請求書」???
な、なんのこっちゃ???
・・・う〜ん、これがテンジクアオイの正しい訳かどうかは知らないけど・・・
でも「コウノトリの請求書」って、、、ちょっといいね。絵本のタイトルみたい?

ちなみに「ゼラニウム」で調べたら「geranio」でした。 「テンジクネズミ」はちゃんと「cuy」って出てくる。


2008.6.19

じとじとむしむしべたべた、梅雨もたけなわになってまいりました!
雨降る朝に、ギターとチャランゴを持って傘差して出勤するのはしんどいなあ。
暗くなって少し気温が下がっても、まだ蒸し暑い。けど、わくわくしている。
「わたしのすきな季節がやってきた!」と心の中で叫ぶ。
雨降る夜に、ひときわ白く、くちなしの花が香る・・・。これが大好きなんだな。
毎年この季節には、くちなしの花に言及せずにはいられない!


2008.6.20

謎が解けました。6月18日の日記に書いた「コウノトリの請求書」ですが、翻訳サイトは
日本語をいったん英語に直してからスペイン語にするため、そのへんに秘密があると
にらんで調べてみました。英語で「コウノトリの請求書」は「bill of the stork」。
「bill」は請求書ではなく、クチバシの意味もある。つまり、「コウノトリのクチバシ」
だったのですね。で、それで検索すると、『ゼラニウムの属名、「Pelargonium」は
ギリシャ語の「palargos=コウノトリ」に由来する。種子の形がとりのくちばしに
似ているため』と説明するサイトが多数検出されました。な〜るほどね!
ちなみにスペイン語の「factura(請求書)」にクチバシの意味はないと思います、
少なくとも私の持ってる辞書には載ってないです。


2008.6.21

本日の YOU TUBE “カハマルカ特集”

カハマルカのワイノといえば、特に軽快なリズムと独特の楽器を用いることで、
ペルーワイノの中でもちょっと異色な感じがいたします。ペルーの最北に位置し
エクアドルに近いことから、エクアドルのリズムの影響も見られます。
しーかーし、私がなにより心を惹かれるのは、そのなんともいえない節回しと
微妙に不思議なハーモニーです。

(三角矢印クリックで再生。画面ダブルクリックで YOU TUBE のページに飛びます。)


このように独特なコブシの効いた、ときどき不思議な和音だったりするカハマルカの歌は、
歌うのがとっても難しい。
3年ほど前、我が SIN MALVIVIR でもカハマルカ・ワイノに挑戦したことがありましたが、
ただでも歌の下手な私がこの音程のとりにくいセカンドを担当したため、単なるホンマの
音痴になってしまって大失敗でした! まぁ賑やかで陽気な曲だったからお客さん受けは
良かったみたいだけど、カハマルカの歌の雰囲気は皆無!!!でしたね〜。

さて、カハマルカの人々の独特な感覚というのはインスト曲でもはっきりわかります。
歌はたまたま音をはずしちゃうということがあっても、笛をわざわざ音痴に調律しておく
必要はないですからね。この気持ち悪さがフツウなのでしょうね。んへへっ。
まあその、等間隔に同じ大きさの穴を開けただけかもしれんけど・・・

ところどころ不思議な感じ。 こっちの方がわかりやすいかな?



2008.6.22

本日の YOU TUBE  “FLOR DE RETAMA (エニシダの花)”

 村の血が流されたところに、黄色く咲くエニシダの花・・・

 村の血は豊かな香りがする...
 ジャスミンの、スミレの、ゼラニウムの、マーガレットの、、
 そして、火薬とダイナマイトの匂いが、、、
 ああ!なんということか!火薬とダイナマイトの匂い!!!



 (三角矢印クリックで再生。画面ダブルクリックで YOU TUBE のページに飛びます。)

 YOU TUBEのページに飛んで大きな画面で見ると歌詞も見れます。スペイン語ですが。
 (警告:ヘヴィな映像を含んでいますのでご注意ください。)



2008.6.23

雨が、町中の空気を洗い流す。
雨の音はどこまで重なっていくのか。
雨のはじっこはどこにあるのか。
私は目の焦点をわざとはずして、壁際の本棚を手のひらの向こうに透かして見ている。
自分の手のひらが、輪郭だけ残して透き通っているのがおもしろい。あはははは。
雨の音に、町中の騒音が洗い流されていく。


2008.6.24

ふと見るとカカトから流血。最近やたらと(1日10回ぐらい)家の中で壁や柱に、肩や腕や
足をぶつける。この足もさっきベランダに出るときアルミサッシにぶつけたのだった。
(なぜカカト? どうやってぶつけたのか、今となってはわからない・・・。)
そういえば以前テレビの健康番組で、「よく壁にぶつかる人は、どこそこの具合が悪い」
みたいな話をやってたんだけど、そのときの私は身に覚えがなかったから他人事と思っていて
ぜんぜん内容を覚えていない。
で、「よく壁にぶつかる」でネット検索してみたら、出てくる話は、仕事や人生における
「壁」にぶつかった人の話ばっかりだった。そうかぁ〜、実際の壁にぶつかる人よりも、
人生の壁にぶつかる人のほうがこんなに多いんだ・・・と妙に感心した。
で、結局、ぶつかってばかりな原因はわからないままなんだけど、面倒くさくなったから
どうでもいいや。。人生の壁にぶちあたってる人に比べたらなんでもないことだしね!


2008.6.25

笹久保伸さんの「ペルー音楽についての講演と少し演奏」@京都外国語大学
講義は面白かった。これからますます面白くなりそうなところで時間切れ。(続編に期待!)
ギター演奏は「HELME」と「QOKA QUINTUCHA」。アヤクーチョの名曲。とても好きな曲。


2008.6.26

大切にしなくてはいけないと思う部分は、けっして個人的な『こだわり』
というようなものではなく、最低限の『誠実さ』なのだと思う。

私が知りたいと思ってることに対してきちんと返答してくれる人に
出会えたことがとても嬉しい。


2008.6.27

中南米の研究をされている某国立大学教授の研究室にお邪魔してきました。
なんと、大学の講義では毎回ギターを弾いて歌ってらっしゃるということです!
高校生の時にこんな世界を知っていたら、私も受験勉強もっと頑張ったのになあ!


2008.6.28

変な夢を見た。ラスト部分のインパクトの強さに、前のほうは全部忘れちゃったけど。
・・・知らないおじさんが、私を見て「胸、ないなあ〜。」と言うのです。
今思えば、なんちゅう失礼な、ムカつくオッサン!!!
でも夢の中の私はぜんぜん腹も立てずに笑いながら、
「胸?あるよ〜! ほら、ふたつも!」と、胸を張って答えていた。
・・・我ながら、えらいな〜夢の中の私!と感心しました。


2008.6.29

けさ見た夢。・・・私は仲間数人と、とってもきれいな山村に旅行にきている。
駅を降りたらすぐ裏に山があり、「この丘を登ったら気持ちいいだろうなあ」と
思った私は、ひとりでどんどん坂道を登っていく。
でも、あと少しで頂上というところで、急にふと、
「もう戻らないと下でみんなが待ってるんじゃないだろうか?」
「電車に乗り遅れたらいけないし、、」という思いが頭をよぎった。
・・・どうしよう、引き返したほうがいいのかな・・・?
でも、なんだか足の裏が気持ちよくて、どんどん歩いてしまう。
ほとんど靴に羽根が生えたように歩いてしまう。
・・・でも、でも、、、、どうしよう???
迷ったあげく(というか、あまりの気持ちよさに負けて)歩き続けることにした。
するとまもなく頂上に着いた。ふわ〜、気持ちいい! 景色もいいし、爽快!!!
しかもなんと、そこには電車の駅があるのです!!!
な〜んだ、ここに駅があるんじゃん。ここから乗ればみんなと合流できるんじゃん。
なんにも迷う必要なかったんだ。引き返さなくてよかった。。。と思った。という夢だった。


2008.6.29

笹久保伸さん&橋本仁さん「ペルーの伝承音楽〜ギターとケーナの対話」@プカソンコ
いいですね〜。。(余韻)。。またひとつ、夢が叶いました。。
たしかな技術をもったギタリストが私の大好きな曲を弾いてくれたらどんなに良いだろう、
巧い人はいっぱいいるけど私の好きなアンデスの田舎の音楽なんて誰もやってくれない、、
私はそれを聴いてみたいなあ!という夢が。。
すばらしい演奏でした。。。歌も心にしみましたね。うん。。。(余韻)
落ち着いた雰囲気のMCも、とても感じがよかったです。
今回プカソンコは満席でしたが、もっともっと多くの人に聴いてほしいので、
ぜひまた関西に来てほしいです。。。いや〜、いい空間だったなあ。。。


2008.7.3

コンビニで、仕事関係の支払いと食べ物を少し買ったら、合計金額が7777円だった。
お〜!と心の中で小さく叫ぶ。べつに何か景品がもらえるわけでもなんでもないけど。


2008.7.3

前々から邪魔だと思っていた、椅子の右側の肘かけを取りはずした。
よっしゃあ、これでぐぐっとギターが弾きやすくなったぜぃ!


2008.7.5

もっと話がしたい。何十億の人の中から奇跡のように出会えた人たちと。
時間が足りなくて、、空間に隔たりがあって、、、
そのために人は、共有できる夢(音楽とか)を創り出す。


2008.7.7

宝物のような音源が届き、、、それを聴いて私はほとんど泣きそうになる。

・・・私はどれだけの長い年月、暗闇の中で不安だったんだろう・・・

録音器の発明に心から感謝します。(誰か知らんけど)


2008.7.14

私がこんなふうに歌えたらいいなあ〜と思ってるように歌ってくれる人や
私が弾きたいなあ〜と思ってるように弾いてくれる人・・・
そんな人とはぜったい気が合いそう!と思ってしまう。
・・・とはいえ一方的にそう思うだけなので・・・
それって、単なるファン?・・・とも言うね。


2008.7.20

ずっと抱き続けていた願いがあって、このところいろんな夢が次々に叶うものだから
調子に乗って、今ならもしやと思い、「神様、お願い!」って心の中で叫んでみたら、、
ウソみたいだけど、またもや不思議な出会いがやってきたのでした。。。


2008.7.29

LA FIESTA LATINA@たかとり教会(神戸市)
小さな教会でのアットホームなラテンフェス。暑〜い屋外ステージで繰り広げられた踊りと演奏。
出演者・お客さん共にラティーノ率が高く、司会もほぼスペイン語で時々日本語訳がつく感じ。
私はグルーポ・マチュピチュで、ペルー、クスコの踊り「サッフラ」と「カチャンパ」の伴奏と、
踊りの着替えの合間に演奏隊のみで「オリャンタイ」を演奏。
それと、盛り上げ上手なペルアーナのMCに乗せられて、このメンバーではまったく練習したことの
ない「コンドルは飛んで行く」までやってしまい・・・(しかもあまり一般的でないAmのマルビ・
バージョンで Shigeさん、ごめんなさい!)観客の皆さんがあたたかくて助かりました〜。汗っっ。
踊りの2曲は、なかなか珍しがっていただけたようで、良かったです。真夏にアンデスの衣装
(しかもカツラ、仮面あり!)を着て踊ってくれたリャミータス、本当にお疲れさまでした!
演奏だけでも滝のように汗が流れたので、ペルーのビール、クスケーニャとクリスタルで水分補給。
我らがバリーチャの先生W氏が煙に巻かれながら焼いてくれたパリージャ(焼肉)がおいしかった!
それにしても、本物のラテン系の人たちの踊りはかっこいいなあ〜。ほれぼれ。トリのドゥオ・
フローレスの頃にはビールも回って、みんなはちゃめちゃで(私も)踊ってしまいました。
死にそうに暑(熱)かったけど、汗もすがすがしく、とても楽しい1日でした♪



踊ってる人たちの顔がと〜ってもいい表情に撮れてるんだけど、 プライバシーの関係でこのサイズのみ。
黄色と真っ赤の飲み物は、抽選会で貰ったインカコーラとイングリッシュコーラ。



2008.8.9

関西のフォルクローレイベント情報を収集し1ページにまとめて掲載する、という作業を
ホームページ開設以来8年半、ちまちまと続けてきました。
もともとは自分が行きたいライブや見たいテレビを見逃さないために始めただけなのですが、
「いつも参考にしてますよ」と言ってもらったり、たまに演奏者や関係者の方から直々に
掲載依頼のメールを頂くこともあり、少しでも人の役に立ってるのかなと思うとちょっと
嬉しかったりもするのでした。
それが最近、、ごく身近な知り合いが出演しているフォルクローレライブが近所であったと
いうのにぜんぜん知らず(知らされず)、終わってから赤の他の人のブログで知る・・・
というようなことが何件か続きました。。。心底、ガッカリしました。


2008.8.10

ギターの新しい奏法(←私にとって)を教えてもらって、はや1ヶ月以上が経ちました。
上達したかというとですね、、え〜と、、とりあえず〜
変則チューニングに変更するのが、少し早くできるようになりました。苦笑

それにしても頚椎の具合がどんどん悪化して、意識不明のとき以外はかなりの苦痛です。
何をしてても何もしなくてもつらくて、ギターを弾くのも苦行のようになってきました。


2008.8.13

朝、パソコンの電源を入れて、ポータルサイトの“今日の運勢”に目をやると、
『腹がへっても冷静さを保つことが大切です。』って。
(なんじゃこれ? みげるへのメッセージか?)
と、よく見たら『腹が立っても』って書いてある。そうだろうな。うんうん。
さて、アルパの弦張りを手伝っていたら昼食時間がうんと遅くなって、お腹が
きゅうきゅう鳴ったのですが、おかげさまで冷静さを保つことができました。


2008.8.14

ふと思ったんだけど、マンドリンやアコーデオンというのは、祭りや飲み会が似合うね。
つねに社交的で外向きな、声の大きな楽器。でも意外と協調性は無かったりして(笑)。
逆にギターやチャランゴは、あまり広い空間では本領発揮しにくい内気なヤツ。
たぶん聴衆がいなくても演奏者だけで楽しめてしまう内向的な楽器。

プキオのアルパは、お母さん。ふところの深さと、きめ細やかさ。
調子のいいビオリンは、お父さん。ひとりだと落ち着かない。
ギター、チャランゴは早熟で利発な子供たち。自立心が旺盛。
・・・勝手なイメージ(地域限定)炸裂でした・・・


2008.8.15

年の功より亀の甲と言いますが(言わへん言わへん)、、私ときたらこの歳になるまで、
亀のこうらには、頭としっぽと4本足が出入りするための6個の穴が開いてると思って
いたのですよ。なんという浅はか! なんという観察力の無さ! 我ながら情けないです。
よく見ればあいつはタンクトップではなく、肩ひも無しのチューブトップなんですよね!
ええと、文章で説明するのは難しいので、、
(奈良名物「みかさ焼」があると説明しやすいんだけど・・・)
手っ取り早く、ミゲルに着せてみるとこんな感じ!(生々しい)→
前身ごろと後ろ身ごろにはリボンがついていて、たぶん蝶々結びです。
 

2008.10.14

2か月ぶりにホームページを更新した。

8月20日にパソコンが壊れ、修理に出したんだけど、さんざん待たされた挙句に
部品の入荷見込みがないとかで。図らずも、XPからVISTAにバージョンアップ。
しかし、ライブ情報は更新したものの、あとは何から手をつければいいんだろう?
2ヶ月の間にすっかり『過去』となってしまったいくつものイベントの報告などを
今さら書くのもなんだかなあ?(とはいえ、この2ヶ月分だけ空白というのも?)
・・・途方に暮れている。


2008.10.17

日記が空白だった2ヶ月間の個人的な覚え書き。

8月23日(土)〜24日(日)『第11回かけゆストリートフェスティバル(仮称)』(@長野県)
ロス・ムシスで参加しました。今回のムシス演奏は、“やまとyアミーゴス”のNさんとSさんも
加わってくれて、合計14人+お子ちゃま数名。
ムシスのメンバーは久々に会ってもなんだか昔なじみの同級生みたいで、嬉しくなります。
鹿教湯温泉の皆さんや他のグループの皆さんも、まるでお盆に集まってきた親戚みたいに
懐かしい顔に感じられ、なんだかとっても癒されるのでした。
今年は異常気象ともいえる寒さで雨も降ってましたが、公民館がきれいなホールに建て替えられており、
立派な舞台で演奏することができました。ビバ!鹿教湯温泉♪


   踊り狂う人々(ポニタ含有)@かけゆ



  (写真:タコさんより)


9月7日(日) 『第6回京都フォルクローレ音楽祭』
“シン・マルビビール改め、ラス・マルビータス”と、“アウトクトナ・カンチャイ” で出場しました。
マルビの演奏の途中で正午の鐘が鳴り始めましたが、もう少しでフーガに差し掛かるところだったので
「鐘に負けるな〜!」と叫びながら最後まで歌いきりました。鐘の音は思ったより長く、なにやら曲を
奏でていて、奇妙な競演となりおもしろかったです。主催者さんのはからいでその曲はもう一度
初めからやり直させていただきましたが、2回も同じ曲を聴かされたお客さんゴメンナサイ。
それはそうと、“マルビ”の正式名称は、この秋から冬にかけて徐々に変更して行く感じです。。
アウトクトナでは「ワカ・ピンキージョ」「タルケアーダ」「シクリ」を演奏しました。
シクリは3曲メドレーでしんどかったけど、スポーツ後のような爽快感がありました。笑
この日は、ムシスのあこさんが遠くからはるばる見に来てくれたのがとても嬉しかったです。
花祭りでは一緒に並んでサンポーニャを吹きました。う〜ん、しあわせ♪


    (左)マルビータス
 頭上のチャイムを気にするミゲル、
 かまわず歌うカティちゃんと私、
 ニコニコしているみきやん。

(右)アウトクトナ・カンチャイ(の一部)
 写ってないけど十数名での演奏でした。
   (写真:Tetraさんより) Ponita

9月27日(土) 『秋のフラワーコンサート@大阪府立花の文化園』(@河内長野市)
“シン・マルビビール改め、ラス・マルビータス”で、13曲演奏。
音響について反省点多し。音響は準備を万全にして、本番では演奏に集中したいものです。ほんと。

こんなの見つけた。 どこのどなたか存じませぬが、ありがとうございます。


10月5日(日) 『ギタリスト・小林智詠さんを囲む会(ゲスト:岡田浩安さん)』(@茨木市)
これは出演ではなく(あたりまえ)、久々にライブを見に行ったのでした。
スパニッシュ系の表情ゆたかなギター。やわらかい声で弾き語りの曲も。
智詠さんの弾き語りに絡む岡田さんの笛がまた素敵でした。


10月11日(土) 『秋のフラワーコンサート@大阪府立花の文化園』(@河内長野市)
“グルーポ・マチュピチュ”の踊りと演奏。私は演奏隊で参加。
踊りはクスコのフォルクローレダンスで「サッフラ」と「バリーチャ」。
着替えの合間に演奏隊のみで「オリャンタイ」と「木の馬」。(デジャヴな曲目ですな、笑)
最後に、バリーチャの衣装のままの踊り子も楽器を持って、全員で賑やかな曲を3曲演奏。
天気予報では雨だったのに見事に晴れました。誰か、禿げ男、いや、晴れ男か晴れ女がいるに違いない。


まあ、大きなイベントはそんなところです。その他の日々は何をしていたかというと、
点滴をぶら下げる器具で頭を吊って歩けないか...と考えたり、いつまでギターが
弾けるんだろう...と思ったりしながら、低テンションで暮しておりました。。


2008.10.19 (9月29日のメモより)

大好きなお姉ちゃんといっしょにコバンザメの唐揚げを食べる夢を見た。
お姉ちゃんはサメを頭からバリバリ食べてるけど、私は頭としっぽを残していたら、
みげるが出てきて「おまえ、これ食べへんの?」と目を輝かせるので、私は慌てて
「おいしいとこ後で食べるんやもん!」と言ってお皿を防御した。

このところ毎朝かならず夢を見る。大好きなギタリストも出てきてくれた。
実際にはなかなか会えない人ばかりだから、とても嬉しかった。


2008.11.20 (9月19日のメモより)

台風接近中に、G.マルケスの短編集に耽っていると、
予備校生時代にこっそりジンを入れたレモネードを飲みながら聴いた
原マスミさんのLPレコードから溢れ出た音のあの色彩が脳裏にちらつきます。
ヨーロッパのシュールが退屈に由来し書斎の如く埃っぽい匂いがするのに対し、
ラテンアメリカのそれはぬらぬらと生々しく魚の匂いがします。


2008.10.23

2ヶ月に及ぶパソコンの修理で、いろんなことが滞ってしまった。
デジカメ写真も整理できないし、Hi-MD録音の変換もできないし、ホームページの更新も、、
なんて思ってるうちに、なんだかとことんぐうたらしてしまって・・・
新しいパソコンも、カスタマイズやらインストールやらいろいろしたって、どうせまた
一瞬で消えるんだし、、、みたいな虚脱感。
誰か他の人と一緒にする用事は笑ってこなせるものの、自分ひとりきりになると途端に
テンションがだだ下がりで何もする気がしなくなる。意味なく午前3時とか4時に目が
覚めてその後寝つけない。そのくせ起床の時刻になっても、背中が布団に張り付いた
みたいに体が重くて起き上がれない。やばいね、この感じ。


2008.10.24

「いつか、そのうちに」という言葉を自分の中で廃止にする。
せっかくの出会いを無駄にしないためにもね。


2008.10.31

本日の聞き間違い。
「フィナンシャル」→「髭男爵」。・・・無理あるけど、そう聞こえたんだから仕方ない。

少し前にこういうのもありました、保険会社のCFで。
「死亡保障1000万円をお付けして・・・」→「塩コショウ1000万円をお付けして・・・」

私の耳はどうなっているのか? いや、脳の問題か。


2008.11.3

「自覚が無い」というのは最大の武器なんだろうな。
大抵の「自覚がない人々」はそのことを知っていて、ときどき本当に自覚のないヘマを
やらかす一方で、「自覚してない」ことを装って“ズル”をしても自分はキャラ的に
バレないことも知っている。つまり「純粋に自覚のない人」というのは稀なんだな。


2008.11.4

人に事実を認識させることよりも、嘘を信じさせることのほうが簡単なんだそうだ。
それで詐欺事件は後を絶たないんだそうだ。

本当はよく知らないことでもなんでもきっぱりと「それは××です!」と断定する人を、
多くの人は「物知りな偉い人」「自信のある立派な人」と感じちゃうのかな?
その方面に詳しい者にはバレバレの“はったり”だとすぐにわかることだとしても。。

逆に「おそらくは」とか「今のところは」とか「私が思うには」とか「〜だと思われる」
というような話し方をする人のことを、人は「頼りない奴」と感じちゃうのかな?
より慎重に、厳密に、誠実に、話しているのだとしても。。

調べれば調べるほど、突き詰めれば突き詰めるほど、断定できなくなるのはよくあることで、
結局はっきり言えることは、「はっきりとは言えない」ということだけだったりもする。

あたりまえだけど、自分で確信の持てることは断言すればいい。
そして、わからないことは「わからない」と言えばいい。それだけのことと思うのだけど、
単純に行動することは、一旦むつかしくなってしまうと、とことん難しいのかもしれない。


2008.11.5

ひょんなことから、梅田のペルー料理店「クスコ」でランチを御馳走になりました。
前に来たのは初めてのペルー旅行に行く直前、同行者との打ち合わせ食事会だったので、
今日はちょうど10年ぶりの来店だったのでした。(移転したのでこの店舗は初来店)
ここのマスターは日本人で、ペルー味としてはあっさりめなのだけど、メニューも豊富で
気軽に入りやすい雰囲気もあり、平日のお昼時はサラリーマン風の人で賑わってました。
お昼休みにフォルクローレ聴きながらペルー料理なんて、なんとも洒落てますねえ〜。


2008.11.6

民俗音楽はええなあ〜〜〜と当り前なことを、今更にしてしみじみ思うー。
どこの国のものでも、個人的利益や権力と関係ないところにある感じが好き。


2008.11.8

私は意味なく文章を書き置く癖があり、今日も文庫本の間に変な紙切れを見つけたのだが。
内容から10年前に書いた物とわかるのだが。本当に意味はないのだった。
会話の部分は似顔絵に吹き出しで漫画様に描いてあるのだが、ますますもって意味はない。
_ _ _

職安の用事はいつも5分でおわる 帰ろと思たらとつぜん ものすごいカミナリとゴウ雨
職安の出口でぼうぜんと立ちつくす 来たときには入口だったその出入口で 立ちつくして
いる私の横に 来た時からずっと座っていたと思う3人組のおっちゃんが そのままずっと
座っていて ずっと同じ繰り返しの会話が ずっと私の耳にエンドレス

「脳に腫瘍ができとんのや〜」「げへへ」「病院は行っとかんとなあ〜」
「せや 病院には行っとかんと〜」「・・・」「脳になあ 腫瘍ができとんのや」
「ほんま〜」「病院は行っとかんとなあ」「ああ〜 腫瘍がな〜 頭にあるさかいに」
「あかんで頭は」「せや 病院行っとかな」「ほんま」「げへ」「そやけど 脳に…」

おっちゃん3人とも歯がボロボロ 雨はいつまでもザアザア


2008.11.9

ロス・チャンカスを見てきました。(平和・福祉フェスティバル@茨木市)
何度見ても感動します。何に?だろう? ビエントスはアンダワイラス出身のペルー人
ヘゲルさんですが、だからといってコテコテなペルーの曲ばかり演奏するわけではなく、
むしろ私のそれほど好きでない曲も多く演奏しはります。でも曲が何であろうと、演奏
そのものにとても勢いがあって、なんていうか、“血の流れてる感”があるんだなあ。
顔もいいんだな。メンバー全員の。特にギターの真下さんのムードメーカーっぷり、
叫びっぷりは、じつに素晴らしい。じつに、魅力のあるグループです。


2008.11.15

やまとyアミーゴス1周年&ラス・エストレージャス5周年記念ライブ@プカソンコ(梅田)
マルビータスにも(勿体なくもゲストとして)声をかけて頂き、心より感謝です〜!
残念ながらカティちゃんが来られず、みきやん、ミゲル、ポニタの3人での参加でしたが、
いい雰囲気の中でビール飲みつつ、リラックスしてギターが弾けて最高に気持ちよかったです。
やまとyアミーゴスとラス・エストレージャスも、それぞれグループの特長を生かした選曲で
とってもいい感じでした。写真、携帯電話で撮ったらうまく写らなかった、、残念。


2008.11.16

フェルナンド・ヒメネス&グルーポ・カンタティ@プカソンコ(梅田)
じつは他の用事と重なってもいたしプカソンコ2連チャンにもなっちゃうしで、行かないつもり
でいたのですが、遠くからはるばる見に来るという友人に会いたくて(一緒に酒を飲みたくて)
行ってきました。・・・なんてこんな言い方したら熱烈ファンの人に怒られちゃいますが・・・
いやしかし、前に見た時よりヒメネスさんが断然元気そうで、ノリもよく、愛想もよく、
有名な曲もたくさんやってくれて、とても楽しめるライブでありました。
ライブ後、私は友人とロス・インカスにハシゴしていっぱい飲んで食べて幸せでした♪


2008.11.22

マルビータス@大阪府立花の文化園(河内長野市)で演奏させていただきました。
3日ほど前から大寒波の襲来で西日本も氷点下続出。屋外での演奏なんて有り得ない!という
状況でしたが、今日はなんとか少し和らいで、空気は冷たいものの良いお天気に恵まれました。
強い陽が当たっているとあたたかく感じられるのですが、ちょっと日差しが雲に遮られるや、
急激にゾゾーっと冷え込む・・・まるでアンデスのような気候でした!!!
そんなですから、お客さんはほとんどいないんじゃないかと思ってましたが、少数ながらも
じっと座って聴いてくれた方々がいらっしゃいまして、有り難かったです。心より感謝〜!
低温のせいで楽器の鳴りがいまひとつで、管と弦のチューニングがなかなか合わなかったりも
して、調子が出るのに時間がかかり(←ほとんど終わるころで)申しわけなかったです。
これも良い経験でしたが・・・毎回新しい反省点が出現・・・う〜ん、また頑張らねば。


2008.11.23

グルーポ・ウヌ結成7周年記念ライブ@アマウタ(大阪市北区)
いろんなフォルクローレイベントで顔は合わすものの、みんな慌ただしく挨拶だけで
すれ違い、じっくり演奏を聴くのは何年ぶり?という古い仲間のフルライブでした。
1曲目から手拍子バンバンだったので、明日の私は筋肉痛で寝込むかもしれません。
打ち上げではギンギン飲みながら歌ったので喉もガンガンです。でも楽しかった。


2008.11.29

エクアドルの子どものための友の会(SANE)主催アンデスフォルクローレチャリティコンサート
第1部でマルビータスが9曲演奏させていただきました。第2部はエクアドル人のぺぺ・アルメイダさん
のギター弾き語りでしたが、サンファニートの曲ではマルビもジョイントさせていただきました。
いきなりキーが変わってロンダドールが吹けなくなったり、聴いたことのない曲をどんどんメドレーで
歌われるのでうろたえましたが(笑)・・・でも楽しかったです!
この企画ではとにかくたくさんの人々のお世話になりました。そのことにとても感激しています。
ちょっとした縁で(もしくは何かの手違いで?)出会った私たちを、最後までフォローしてくださった
SANEの皆さんに心より感謝しています! 曲の説明や歌詞大意をアンデスのきれいな風景画像とともに
スライドにして演奏中に映してもらったりもしました。(ひゃ〜プロのコンサートみたいだよ〜ん!)
音響のお手伝いをお願いした友人のHさんには快く引き受けていただき、本当に助かりました。
それから、ペルーワイノ2曲で踊ってくださったバイランド・ペルーのガルシア夫妻にも感謝感激!!
掛け声や手拍子も入って、カラフルなクスコの衣装での踊りが加わると、お客さんの顔がみるみる笑顔に
なるのがわかりました。つられて演奏のノリも良くなって凄く楽しかったです。そのお蔭と思いますが、
ラストのサンファニートではお客さんの踊りの輪ができて、超〜嬉しかった!ありがとうございました!


2008.12.1

いよいよ今日から 市バス ですなあ。アンタそれを言うなら 師走 でっしゃろ。ほうでっか〜。
というわけで、今年も押し迫り世間が慌ただしくなる中、私は久々にほっこりしています。
というのも、11月後半は3週連続で人前での演奏があり、それがやっと終わったので。。。

 ふと周りを見回すと街はクリスマスに向けて全力で西洋化していってる様子。
 26日の朝になれば鈴の音が琴の音に変わり、掌を返したように純和風に変身
 するのが目に見えてるんだけどね。そしてそれも過ぎると何事も無かったか
 のように淡々と寒いだけの日々が続くんだよねえ。。
 まあ、街の商業的なイベントと個人個人の心のイベントは全然別のところに
 あるんだろうけどね!


2008.12.10

ふと耳にした会話・・・
 「リャマって、、、ロバと何かのあいのこのやつ?」
 「それはラバやろ。リャマはラクダとヒツジのあいのこや!」

ラクダとヒツジのあいのこ。。。違うんだけども、リャマの特徴をズバリ一言で表現している
ような気もする。もしかしたら、リャマを知り尽くした上での発言なのかも???

ちなみに、むかし私が初めてアルパカを見たとき、ヒツジの群れの中に子供のアルパカが何頭か
混ざってる状態だったので、「あれっ? なんだか首の長いヒツジがいる!?」と思いました。
アルパカはリャマよりも、ラクダ度が低くヒツジ度が高いですね。いや、リャマもアルパカも
れっきとしたラクダ科で、羊との血縁関係はないはずなんですけどね。たぶん。


2008.12.14

今宵は、ペルーの踊りと音楽のグループ“グルーポ・マチュピチュ”の忘年会でした。
私の最近の交友関係の中では非常に貴重な、平均年齢がぐぐっと若い集団です。笑
メキシコから一時帰国したひろみんや、もうすぐ赤ちゃんの生まれるめでたいカップルを囲み、
ペルー料理店ロス・インカスで騒ぎました。みんなで演奏もしてとっても楽しかった♪

でもせっかくペルー好きな人がたくさん集まったんだから、もうちょっとちゃんとしたペルーの
曲を演奏したり歌ったりして、片隅でパソコンいじっていたペルー人マスターを巻き込めたら、
もっとおもしろかっただろうな。。


2008.12.17

今朝、ギターを持って本棚(中身はCDばかりなのでCD棚という方が正しい?)の前を通るとき、
いつもよりほんの少しギターを高く持ち上げていたらしく、棚の上に置いていたアルパの足と
ギターのヘッドが接触、あっと思った次の瞬間、私の頭にアルパがドカーン!と落ちてきた。
痛かった・・・・・・けど、スカッとした。なんていうの、足裏マッサージの後みたいな?

それにしてもアルパ、どえらく埃が積もっていて、「たまにはワシのことも弾いたってえな〜!」
と言いたかったのかもしれない。なにしろチューニングが大変でなかなか手がつけられなくて。
最近CDやYOU TUBEで聴くのは、アルパが一番多いくらいなんだけどな、、
  ←たとえばこんな。


 正しいアルパの弾き方は
 このように馬乗り(嘘)→

2008.12.24

幾人かの人が集まってそれなりにまとまっているところの空気を、自分一人で切り崩し、
皆を巻き込む感じでその場の空気の色を変える・・・なんて力が私には無いので・・・
なんとか折り合いをつける。。。手段としての妥協。。。


2008.12.25

“フォルクローレ”という言葉は便利だ。カタカナ言葉というのはお洒落で軽くて、
もともとの意味が希薄になるため、深く考えずに使うことができる。

けれど、日本で“フォルクローレ”と言って多くの人が思い浮かべるであろう音楽と、
今の自分がグループでやっている音楽とは、少しギャップがあるような気もするので、
自分たちの音楽を説明するときに“フォルクローレ”という言葉を使うことを、つい
避けようとしてしまう。(誤解を生んで相手を落胆させたくないから)

それでたまに、「私たちがやっているのは“アンデス地方の民族音楽”です」なんて
言ってみたりして、そう言った後で、なにか違和感(罪悪感?)を感じる。
本当にこれが“民族音楽”か?というと、絶対に違うと思うから。

確かに、私が大好きで、私がやりたいと思って、目指しているのは、ペルーアンデスの
民族音楽(の模倣?)なんだけど、今やってることはそれとはほど遠く、ただペルーの
曲を取り上げているというにすぎない。

そうであるならば、昔の歌声喫茶の(←リアルタイムでは知らないけど)歌詞集に
ロシア民謡がたくさん載っていたような、そんなような感じで、「この曲(の原曲)は
ペルー民謡です」と言うに留めておいたほうがいいんだろうなと思う。

実際には“フォルクローレ”という言葉は、英米の“パンク=青二才”とか、日本の
“ニューミュージック=新しい音楽(どこが新しいのか私にはわからなかった)”とか
と同じで、“一つの音楽ジャンルの単なる名称”に成りおおせているのだから、本来の
意味なんてどうでもいいんでしょうね。そして、ジャンル名という意味で使うとすれば、
ますます“フォルクローレ”には含んでもらえないことが多いかもしれないのだよね〜、
ケーナもサンポーニャも使わないようなペルー音楽なんてのは。


2008.12.26

マルビータスの演奏はあまりに下手すぎて音楽として成り立っていないことがままある。
けれど私は、音楽的完成度を上げるより先に、ペルーワイノを成り立たせたい、と思う。
ヘタに音楽としての形だけが整って、「上手な演奏ですね」なんて言われた日にゃあ、
もう一生ペルーワイノは出来ない気がするから。

やろうとしたことができていないのに自分を上手いと思ってしまったら、おしまいですもんね!
幸か不幸か、私たちの演奏が上手いと言われちゃう心配は全然ないですが。。。
一番恐ろしいのは、ペルーの音楽をよく知らない人が私たちの“失敗している部分”を聴いて、
「なるほど〜、これがペルーの味なのね〜」って勘違いしてしまうことです。これは大罪です。
オレノソンザイヲ、アタマカラウチケシテクレ〜〜〜!!!(by マチダ) って気分です。



2009.12.27

昔、職場の人からよく誘わた頃には「好きじゃないから」と断っていたのだけれど、、、
ここ数年はとてもそれをしたい気分になっています。それは・・・“カラオケ”。
自分の歌に人が(機械が?)伴奏してくれるなんて、素晴らしいじゃないですか〜!
長年の伴奏人生が、私をカラオケ欲求に駆り立てるのでしょうか?(笑)

・・・ところが皮肉にも、行きたいと思ったときに友は無し。
最近の付き合いではなぜか皆さんカラオケは嫌いだと言う人ばかりなのですよね〜。
どうせ自己満足の世界なんだから、一人で行くのが正しいんでしょうけど。。。
まあいいや、いつも通りひとりで弾き語りでもしとこっと。。べんべん。。


2008.12.28

昨日のプカソンコ忘年会に続いて、今日はエルニドの今年最後の練習&忘年会でした。
(といっても、エルニドでは毎回飲んでるので、いつもと同じなんですけどね…)
“アラウンド還暦”な皆さんとの熱い音楽(&エトセトラ)談義はとっても楽しい♪


2008.12.31

あと数時間で年が明けます。この1年間を共に過ごした人たち、年に数回だけでも楽しく
一緒に遊んでくれた人たち、いっぱいお世話になった人たちに、、感謝申し上げます。
それから、今年、出会うことができてとっても嬉しかった人! 敬愛する音楽家の皆さん!
そして、いつでも私の心の大きな支えである10年来のメル友(El mejor amigo)に、、、
・・・なかなか会いに行くこともままならないけれど・・・時空を超えて乾杯!!


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